「金治郎」伝統と手仕事ならではの深みがあります

今年の桜は、あっという間に終わってしまいましたね。
この潔さは桜らしいのですが、もうちょっと楽しみたかった・・・のが本音です。
本日は、職人の技が光る「金治郎」のメガネをご紹介致します。
日本の眼鏡と言えば、福井県鯖江。国内シェア90%以上を誇る眼鏡の産地・鯖江の中でも、一流の磨き職人「増永金治郎」さんが創り出したメガネです。
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伝統的な技法によって、フレームの外形を全てヤスリのみで仕上げ、一本一本を丹念に磨き上げて作ります。
素材は、セルロイドと呼ばれる昔ながらのプラスチック素材。
この素材は可燃性が高い為、機械を使った大量生産が出来きません。金治郎さんのように、削り出すのは「ヤスリで手作業」がほとんど。昔はセルロイド製のメガネが主流でしたが、扱いが難しいので技術のある職人さんが減り、希少になっています。
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この底光りする独特の艶感、キレイですね~
そして実際にメガネを掛けてみると分かるのですが、適度な弾力と表面が滑らかで質感もバツグン。セルロイドの肌馴染みの良さ、故です。
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表面のツヤツヤさだけでなく、エッジの利いたカット面こそが「匠の技」。
このフロント部分のエッジ、磨き過ぎると潰れてしまい、チカラ加減が均等でないとエッジのラインが綺麗に立ちません。
金治郎さんの磨き技、ここにあり!です。
そして、蝶番は「カシメ」の「7枚蝶番」。
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「カシメ」とは、セル生地にピンを貫通させて蝶番金具を固定する技法。現在に多い、熱をかけ蝶番を埋め込む方法より、手間と技術がうんと要ります。「7枚蝶番」は、蝶番のかみ合わせが7枚と言う事なのですが、これもクラシックなスタイル。テンプルの開閉がとても滑らか、しかも丈夫な造りとなります。
ちなみに「金治郎」の鋲飾り(カシメたピンによって出来るフロント両目じり側の鋲跡)は、10金(ゴールド)仕様。隠れたオシャレ、粋な感じです。
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レンズシェイプは全体的にややゆったりめ。
ただ、フレームのエッジが随所に効いて、全体的にシャープでスッキリした印象です。
55年もの長きに渡り、メガネ一筋で培われた技術。
金治郎さんのその手で創り出されるフレームは、なんだか本当に深みを感じます。
■金治郎 MK-001 MK-002 MK-005